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「科学振興のための研究啓発」の報告書

 事業名 科学振興のための研究啓発
 団体名 日本科学協会 注目度注目度5


■事業の内容

A. 学術図書の作成及び配布
1) 題名   『総合学術用語集』
2) 規格   A4判/並製/約1,400ぺージ/(見出し語)英語、ローマ字/約110,000用語(見出し語、英語編とローマ編とを1冊に収録する。)
3) 数量   400部
4) 内容    現在ある学術用語集は、各々の分野に分れて刊行されているが、同一概念が異分野で異用語で使われていたり、日本語に対応する英語が異分野で異っていたり等の用語の関連が失われていたり、日本語が異なる場合(a.発音が異なる。b.文字(漢字、カナ文字)が異なる。c.文字・発音など異なる。)にも専門家の間にさえ混乱を招き、時としてそのため事実が誤解されるおそれさえ生じることが懸念されている。
 よって、学術用語の研究に供するとともに学術用語を正しく使い分け、学術用語の正確な伝達に寄与するため、31分野、約11万用語を集大成し、ローマ字、英語により索引ができる『総合学術用語集』を刊行する。
5) 配布先   留学生を受け入れている大学及び準ずる機関、学術用語研究者、言語学者、(以上いずれも、国内外)、在内外公館等(国内300部、海外100部)
B. 自然をみるつどい
1) テーマ  自然をみるつどい
2) 内容    自然観察会で必要不可欠な事前学習、事後学習は、日帰りの場合、時間的余裕がないことから、学習効果を高めるため、大型バスの車内を往復路に利用した。自然観察会は自然の中で実体験することにあり、身近な自然を科学的にとらえる方法を身につけさせるとともに、心身の健康を養い、人と自然との調和ある自然保護の重要性を知らしめた。
[1] 一般を対象に、箱根火山のなりたち、自生するヤマボウシの実物を手にしての植物形態について実体験ならびに生態、進化の講義による学習をした。
[2] 少年少女を対象に「親と子の夏休み昆虫教室」を設け、身近かな昆虫を観察する原体験をし、豊里町「ゆかりの森」の協力を得て、日帰りバス自然観察行を2回開催した。
[3] 一般を対象に、三波川冬桜保存会の協力を得て、植物生理を学習する好事例である初冬に咲く珍しいフユザクラ(国指定天然記念物)について観察した。
4) 講師人員 [1]講師3名/[2]7名、指導員7名/[3]3名/累計講師等20名
5) 参加人員 [1]49名/[2]77名/[3]33名/累計159名
6) 開催場所、開催月日、開催回数 東京近県4箇所、年4回
[1] 神奈川県下足柄郡箱根町 箱根樹木園
 (開催日 昭和62年 7月 5日、第51回)
[2] 茨城県筑波郡豊里町 ゆかりの森
 (開催日 昭和62年 8月18日、第52回)
 (開催日 昭和62年 8月25日、第53回)
[3] 群馬県多野郡鬼石町 桜山
 (開催日 昭和62年11月29日、第54回)
※ 本事業は、昭和63年5月31日完了予定である。
■事業の成果

本事業は、学問の専門分野別に刊行されている学術用語集を集大成して、『総合学術用語集』を刊行することは、学術用語の研究に供し、あわせて学術用語を正しく使い分け、学術用語の正確な伝達に大きく寄与するものであり、また専門学者の指導による自然観察の会“自然をみるつどい”を開催して、少年少女並びに一般に対して自然を観察し実体験したことは、科学する心を啓発し、もって科学文化の興隆に資するところ大なるものと思料される。





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更新日: 2019年12月7日

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