A. 防災安全講習会及び火災原因調査要領作成 近時における社会経済の発展に伴い、火災をはじめとする各種災害が多発するとともに、その様相は複雑多様化しており、これらの災害に対処するための防災活動の推進が強く要請されている現状にある。このため、防災安全講習会を開催するとともに、火災原因調査要領の作成を行い、防災に関する意識の高揚及び火災予防の知識の普及に寄与するものである。 B. 救急業務調査研究 大震災時の救急救護システムについては、従来から十分に行われていたとはいえず、本研究においてもその具体的方策の樹立は将来の課題として残し現時点ではいくつかの問題点を指摘するにとどめざるを得なかった事項もあるが、このシステムの確立は、消防機関はもとより都道府県、市町村においても極めて重要な課題であり、今後地域ごとの実情にあったシステムを構築していく上で本研究が活用されることが期待される。