■事業の内容
イ 喉摘者指導員の養成
[1] 場所 東京
[2] 期間 第1期 4月、 5月、 6月
第2期 9月、10月、11月
第3期 1月、 2月、 3月
の月水金曜日
[3] 受講者 第1期 韓国2名、インドネシア2名
第2期 パキスタン1名、香港2名、
第3期 タイ2名、フィリピン1名
[4] 研修内容 専任指導員5名により下記の研修を行った。
a 発声能力の習得 食道発声法を集団、個別指導により、カリキュラムにより原音→母音→子音→単語→小会話、高音化、抑揚化の道程を経る。
b 指導要項の修得 食道発声法、補装具発声法の原理、メカニズム、喉摘者の医学的アプローチ、発声指導の原則を講義と実践により研修した。
■事業の成果
喉頭がん等による喉頭摘出者は世界的に年々増加しており、現在全世界で60万人に達しているといわれている。これらは音声言語機能を喪失している重度の障害者であり、特にアジア圏には摘出者の半数がいるものと推定されている。アジア諸国における喉摘者の発声訓練はまだ充分に行なわれていない。このため本事業によりこれら諸国から発声の指導的立場にあるものを受け入れ、研修を行ったことは、発生能力と指導方法を身につけさせることができ、アジア諸国の喉摘者福祉の向上に資するところ大なるものがあると思われる。
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