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■事業の内容

統計思想の普及啓蒙及び統計表現技術の研さんに資するため、「統計グラフ全国コンクール」を次のように実施した。
(1) 募集及び審査
 都道府県を通じ全国的に統計グラフ作品を募集した。その結果、78,029点の応募があった。このうち、都道府県における地力審査をパスした作品702点が中央審査の対象となった。702点のうち、第2次審査で更に検討を加え、127点を最終審査に回し、その外に、努力賞15点、奨励賞26点を決めた。最終審査においては、第1部〜第5部まで計127点の中から52点を選抜して入選作品とし、各部門において各1点を特選と決めた。
(2) 入選作品の表彰
 第37回全国統計大会(於、大分県別府市)において入選作品を発表し表彰式を実施した。(昭和61年10月31日)
イ 小学校低学年の部  入選10点のうち特選1点
ロ 小学校高学年の部         〃
ハ 中学校の部     入選11点   〃
ニ 高等学校の部           〃
ホ 大学及び一般の部  入選10点   〃
(3) 入選作品の展示会の開催
 昭和61年10月18日(土)〜10月22(水)まで、第34回統計グラフ全国コンクール入選作品展を、サンシャイン60、B1で開催した。
 次いで昭和61年10月31日(金)第37回全国統計大会会場(大分県別府市杉乃井ホテル)において展示し、全国から参加した統計関係者、一般市民の観覧に供した。
 鹿児島、佐賀、北海道、大阪、岐阜等の順で、各県の県民会館等で展示会を開催中である。また、昭和62年9月7日〜16日開催の国際統計協会第46回東京大会(於、全日空ホテル)の会場においても展示する予定である。
(4) 入選作品集の配布
 第34回統計グラフ全国コンクール入選作品集(B5判)を1,000部作成して、都道府県、入選者、各省庁統計主管部課、協賛団体等に配付した。
(5) 入選作品スライドの製作
 入選作品52点のスライドと、作品を紹介する録音テープを作成し、都道府県に各1組配布し、普及啓蒙と今後における募集活動に活用することとした。
■事業の成果

統計とは何であるか、統計が私達の生活にどんなかかわりをもっているか等を理解できることとなり、この機会に統計グラフに親しみ統計に興味をよせられ、「統計の正しい作り方、正しい見方、正しい使い方」を身につけることにより、今後における統計グラフの作品に活用され、とくに少年層に対する統計思想の普及向上と統計の表現技術の研さんに寄与されるものと期待される。





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