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■事業の内容

(1) 国際都市化施策の実態把握
 近畿圏における外客の動向、行動実態、コンベンションの開催状況、外客の受入体制・施設等について、既往資料並びに関係自治体へのヒアリング調査により、現状をまとめた。
(2) 公共交通体系及び情報提供体制について
 近畿圏における公共交通機関の外客の輸送状況、外客への対応、情報の提供等について、鉄道、バス事業者へのヒアリングにより調査した。
(3) 外客ニーズの把握
 近畿圏における外客の行動実態と国内旅行に対するニーズ等を把握するため、下記のとおりアンケートを実施し、その結果を集計分析した。
[1] 調査方法
 外客の利用の多いホテル、旅館等31カ所に調査票を留置き、利用者に記入してもらった。
[2] 調査結果
 調査期間中に285件の回答調査票を得た。
(4) 国際都市化推進の施策と問題点、並びに交通ネットワークのあり方
 (1)〜(3)による調査結果を踏まえて、国際交流、外客の受入体制、都市施設の整備方向とその問題点、並びに課題を整理して、今後の交通情報をはじめとする各種の情報提供のあり方についてまとめた。
[5] 報告書
規格:B5判
配布先:運輸省、関係団体、研究機関他
■事業の成果

近年、近畿地方の各都市において国際会議や各種イベントが開催され、また、観光のための外客の来訪が増加している。
 今回、これら外客の受入れについて現状を把握するとともに、外客に対するアンケートを実施したが、交通関係をはじめ宿泊、飲食等に対してさまざまな要請のあることが判明した。
 このような調査結果を踏まえて、今後の外客の受入体制、施設の整備、各種情報の提供等のあり方についてまとめたものである。関係者において、これらの改善が図られるならば、外客の国内旅行が不安なく快適に行われることとなり、ひいては、国際交流の促進に寄与するものと思料する。





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