日本財団 図書館


■事業の内容

1) 器材名及び台数  防犯広報車……40台
2) 仕様
 排気量約1,600ccの車に、拡声装置、テープレコーダ、探索灯、標準付属品等を登載
3) 配備計画
 都道府県別に犯罪発生件数、検挙件数、少年非行、防犯活動状況及び地域活動状況及び地域環境等をきめ細かく比較検討し、緊急に配備を必要と認められる都道府県防犯協会連合会に対して、警察庁と協議決定し配備(譲渡)する。
■事業の成果

我が国は、世界各国のなかで最も治安がよく保たれているといわれているが、最近における防犯情勢をみると現代社会を反映した特異、かつ、悪質な凶悪事件が発生するなど、国民の日常生活に大きな不安を与え、特にわが国の将来を担う青少年による非行の増勢は、誠に憂慮されているところである。このような現状をふまえ、防犯協会は警察の指導のもとに、関係機関、団体、民間有志の方々と一体になった幅広い防犯活動を展開している。
 防犯広報車は、これまで春、夏、秋、冬の季節防犯運動等には積極的な広報活動を展開し、特に、秋の全国防犯運動においては、侵入盗の防止及び少年を取り巻く社会環境の浄化のための運動が展開されるが、その際この広報車の活動が大いに期待されているところである。また、年末年始の犯罪多発時には、機動力を駆使して地域防犯対策の一翼を担い、防犯意識の高揚に成果をあげ、さらに、家出人、迷子など保護活動に活用されるなど、地域社会に密着した活動を行い、市民防犯に役立ち、明るい社会づくりに貢献するものと思われる。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION