(1) 海上実験 伊勢湾において底質種別の異なる地点24ケ所を選定し、ピストンコアラーによって海底下4〜5mまでの海底地質を採取するとともに、3KHz、12KHzの周波数からなる送受波器を使用して海底地質の採取地点と同一の音響反射データを収録した。 実施期日 昭和60年6月7日〜6月12日 (2) 海底地質データの分析と試験 海上実験で得られた海底地質データにより地質構成要素である次に示す5項目について分析及び土質試験を実施した。 a. 粒度分析 b. 比重試験 c. 温潤密度試験 d. 含水比試験 e. 弾性波伝播速度試験 (3) 音響データと海底地質情報との相関についての解析 海上実験で得られた音響反射データはアナログデータであるので、コンピュータ解析に使用するA/D変換を行い、収録データの振幅出力、高遠フーリエ変換による周波数解析及び反射に対する減衰解析を実施した。 このコンピュータ解析をした音響データと海底地質試験データをパラメーターに分け、海底表層地質及び海底下4〜5mの地質の数量的判別可能牲について相関解析を実施した。