■事業の内容
イ 人口と開発に関する出版物の製作配布 [1] 名称 : 日本の人口転換と農村開発 [2] 規格 : B5版、1,000部 (日本語113頁、英語144頁:各500部) [3] 内容 : 戦後のわが国における人口転換(多産多死から少産少死)には、爆発的人口増加に悩む開発途上国を中心とした多くの諸国から『日本は、なぜそうなったのか?』という軌跡に対する関心が寄せられている。 そこで、わが国で生じた異例的な人口転換の過程を総合的にとりあげ、その中で農村に視点を当てながら、農業・農村開発との関連での分析を試みた。 [4] 配布先 : 日本語版 ; 日本政府関係省庁 100部 専門機関・専門家 150部 関係研究会等 250部 英語版 ; アジア諸国等政府・議員グループ250部 国連等国際諸機関 150部 アジア諸国等専門家 100部 ロ スライド製作 [1] 名称 : 日本の農業・農村開発と人口-その軌跡- [2] 規格 : 70コマ、カラー20分 合計14本 日本語版 2本 英語版 8本 中国語版 2本 インドネシア語版 2本 [3] 内容 : 戦前戦後の農村における子だくさんから小家族への移行について描いたもの。 わが国の貧しかった農村が今日の姿に改善されるまでの施策としての農地改革・農業基本法が農村に与えた影響、農家における台所改善、貯蓄の推進、村民教育の場としての公民館づくり等、村民自らの村造り活動など。 [4] 配布先 : インドネシア 英語1本、インドネシア語1本 中国英語1本 中国語1本 オーストラリア 英語1本 インド 英語1本 フィリピン 英語1本 スリランカ 英語1本 タイ 英語1本 法人貸出用 英語1本、インドネシア語1本、中国語1本、日本語2本 ハ 人口と開発関係資料収集・提供 [1] 名称 : 人口と開発レポート 『中国農村における出生率と生活水準実態調査・吉林省2ケ村全戸面接調査結果 -データ編-』 [2] 規格 : B5版 400部 (英語版49頁、中国語版24頁:各200部) [3] 内容 : 昭和59年、日中共同による調査の一環として中国国家家族計画生育委員会と吉林省計画生育委員会の協力、指導のもとに同委員会工作員及び専門家グループが、吉林省の2ケ村において出生率と生活水準に関するアンケート調査を行った。同アンケート調査結果に基づいて、世帯の総収入時計、ラジオ、ミシン等の保有状況などの生活条件、更には家族構成、出生・死亡などの人口的側面、双方からのデータが得られ、それを集計したものである。 尚、標本数2,179に及ぶ大がかりな調査は、中国でも初めてのものである。 [4] 配布先 : 英語版 ; アジア諸国政府・国会議員 150部 国連等国際諸機関 30部 専門家 20部 中国語版 ; アジア諸国政府・国会議員 100部 国連等国際諸機関 50部 専門家 50部
■事業の成果
戦後、日本は、一早く復興につとめ今日の姿を築いた。それは、農村では村造り活動を展開、一方企業体は、職場ぐるみの新生活運動を推進という過程があったからである。 これらの経験事例は、途上国特にアジア諸国が求めているものである。よって本事業により日本の成功事例を出版物並びにスライドにし、当該国の事業の推進に役立てたことは、アジアにおける福祉の向上と平和の確立及び我が国の国際協力の推進に資するところ大なるものがある。
|
|