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■事業の内容

(1) 構造改善の指導
[1] 松江地区
 5月9日、(有)福島造船鉄工所において、同社の加盟する協同組合山陰造船センターの構造改善計画の成果とりまとめ、組合運営の状況等について説明を受け、今後の事業推進方法等について協議した。
[2] 長崎地区
 7月24日、九州運輸局長崎海運支局に海運支局長を訪問し、管内の造船事情、構造改善の進捗状況等について意見交換を行った。
 7月25日、長崎県造船協同組合において、同組合の実施する構造改善計画の進捗状況について説明を受け、成果のとりまとめについて協議した。
 次いで、長崎造船(株)において、同社とそのグループ企業による長崎造船グループの構造改善計画の進捗状況について説明を受け、成果のとりまとめについて協議した。又同社の工事実施状況を視察した。
[3] 宇部地区
 8月2日、宇部船渠(株)において、同社とそのグループ企業による宇部船渠グループの構造改善計画の進捗状況について説明を受け、今後の業務提携事業の推進、成果のとりまとめ等について協議した。
(2) 推進委員会
[1] 構造改善推進委員会
a. 内容  -構造改善事業並びに近代化に関する諸問題を協議した。
b. 実施場所-東京において4回開催した。
[2] 近代化地区推進委員会
a. 内容  -構造改善事業推進・目標達成について並びに近代化に関する地域ごとの諸問題を協議した。
b. 実施場所-東海阪神地区、中国地区、四国地区、九州地区において各4回開催した。
(3) 構造改善実施状況報告書作成
 中小企業近代化促進要領第2の3に基づき、下記の実施状況報告書を作成した。
[1] 59年度実施状況報告書作成
a. 名称 -昭和59年度実施状況報告書
b. 規格 -B4版オフセット印刷 83頁
c. 部数 -260部
d. 内容 -事業の実施状況、設備の実施、資金調達、生産実績他。
e. 配布先-会員・支部37部、運輸省・運輸局72部、中小企業庁・通産局10部、府県・中央会関係43部、金融機関・学識者10部、関係団体等34部、委員その他54部
[2] 構造改善5ケ年計画実施状況報告書作成
a. 名称 -中型造船業並びに関連業種協調型構造改善実施状況報告書
b. 規格 -B4版オフセット印刷 88頁
c. 部数 -260部
d. 内容 -構造改善5ケ年計画に対する事業の実施状況、設備の取得状況、資金調達実績及び生産実績の総括的報告
e. 配布先-会員・支部37部、運輸省・運輸局72部、中小企業庁・通産局10部、府県・中央会関係43部、金融機関・学識者10部、関係団体等34部、委員その他54部

■事業の成果

昭和55年度から中小企業近代化促進法に基づき関連業界と協力して「中型造船業並びに関連業種協調型構造改善事業」を実施し、昭和59年度末をもって終了した。
 本事業は、会員企業31社、関連企業117社が参加し、新商品又は新技術の開発に関する事業、規模等の適正化に関する事業、共同購入・委託加工等取引関係の改善に関する事業及び従業員の福祉の向上・環境の保全等に関する事業を実施し、概ね当初の目標を達成したもので、これにより、中型造船業及び関連業の近代化を促進し、企業基盤の強化に寄与するものである。





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