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■事業の内容

本シンポジウムは、米国で毎年開催されてきた国際シンポジウムの第5回目であり、その連続性から米国機械学会と密接に連絡をとりつつ準備作業をすすめている。
 本年度はその準備事業であるので、委員会等を開催して諸企画の調整を行った。
(1) 会議の時期、場所、主要テーマ等全体的企画
 開催時期は4月13日から始まる一週間を第一候補とした。場所は東京とし、主要テーマを次の4項目とした。
a. 極地工学
b. 海洋における力学と制御
c. 海洋における応用技術
d. 海洋エネルギーおよび資源
(2) 組織委員会、実行委員会および国際連絡委員会の設置開催
 学識経験者・学協会代表者・関連技術の主要企業を網羅する組織委員会を設置し、その下部機関として主として学協会の研究開発担当代表から成る実行委員会を置いた。
(3) 会議の企画調整打合せ
 連続性を維持するため、米国機械学会と密接に連絡をとり、第3回および第4回のシンポジウムに代表を派遣して現地の状況を十分に把握した。
(4) 第一次サーキュラーの作成・印刷・発送
 東京における国際シンポジウムの開催趣旨、主要テーマ、時期等を示した第一次サーキュラーを第4回シンポジウムに間に合うよう3,000部作成し、関係方面に配布した。
(5) 発表論文の受付、論文執筆要領の作成
 論文の募集日程を検討し、英文募集要領を作成・配布した。
(6) 会場の予約等会議開催のための諸準備
 国際会議運営の経験の深い業者を選定し、業務委託契約を行うとともに、会場を予約した。
■事業の成果

海洋開発に関連する造船業界の技術の進展に伴い、この方面で特に顕著な活動を行っている米国機械学会と共催にて、海洋工学国際会議を開催することは、この方面でわが国の主導的立場にある日本造船学会の地位を広く海外に示す好機であるとともに、海外の有力研究者・技術者にわが国の若い研究者・技術者が直接親しく接する絶好の機会を得ることができることは、わが国の造船および海洋工学技術の向上発展に資すること大である。





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