■事業の内容
イ ボランディア思想の普及と募集活動 [1] パンフレット“健康と福祉のボランティアのおすすめ”を利用して、社会福祉協議会、ボランティアセンター、ボランティアコーナー、当センター会員等を対象にP.R.を行った。 [2] 機関誌「教育医療」を活用してボランティアの活動状況等を紹介すると共にボランティア講座受講生の勧誘を行った。 [3] 講演会の開催 ボランティア思想普及のため下記の講演会を実施した。 ○ 日時 1月23日 ○ 場所 全共連ビル会議室 ○ テーマ “今求められている新しい生き方” ○ 講師・演題 (a) “高齢化社会での私達の生き方と社会福祉” (b) “ボランティア活動の中での自己開発” ○ 参加者 172名 ロ ボランティアの教育活動 [1] ベルスボランティア養成講座を下記の通り2回実施した。 開催状況 各コース共週1日 10回実施 期間及び内容 第1期 5月13日〜7月29日 基礎編、参加人員 延443名 第2期 9月9日〜11月25日 実技編、参加人員 延179名 [2] 受講生を対象に医療看護施設の見学会を2回行い実際の活動状況を勉強した。 ○ 見学先 a) 聖路加国際病院 45名参加 ライフプランニングセンター 25 〃 b) 至誠ホーム(老人ホーム) 37 〃 [3] 卒業生の勉強を隔月に開催し、情報交換・活動上の問題解決の話し合い、看護技術の勉強等を行った。 ハ ボランティア活動の実践指導 [1] ライフプランニング・クリニックで活動しているボランティアの勉強会を4回実施し、相談指導を行った。 [2] 個別相談の実施(含電話相談) 延 11件 [3] 第1期ボランティア講座終了者の中から希望者に対してライフプランニングクリニック(2名)、東京女子医大(5名)を斡旋し、9月から活動を開始した。 ニ 海外研修調査 北米の病院ボランティアとの交歓を行うと共に、その活動状況を研修調査した。 調査場所 北米西海岸の医療・看護施設 計13施設 人員 1名 期間 7日間 調査内容 病院、患者在宅家庭におけるボランティアの活動状況
■事業の成果
真の医療は単に医師又は看護婦による医療だけでなしに患者の訴えをよく聞き、患者を慰め、力づけてやる家人や友人の治療援助が必要であるが、現在の日本の医療システムでは医師・看護婦共に多忙のため患者のニードがみたされておらず、もっと患者の側にたった医療がなされるべきである。先進国ではこの問題を見事にボランティア-活動で解決している現状であり、我が国にもこのシステムを導入して、医療のレベルを高めることが望ましい。本事業により医療看護のボランティア-を養成して、患者や家族のニードに応える運動を展開することにより、日本の医療に寄与するところ大なるものがある。
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