■事業の内容
(1) 各種模型製作 [1] 4,000KL積タンカーの中央部構造模型について下記仕様により製作した。 a. Fr35 1/4〜38 1/4の構造を見易くする。 b. 縮尺1/20、塗装仕上。 [2] 3,300DWT一般貨物船の荷役装置模型について、下記仕様により製作した。 a. 船体はF23〜F60の間について製作する。 b. 本装置はモーターにより実船と同様な荷役作業が実演できるよう動作する。 c. 縮尺1/20、塗装仕上。 [3] 各種舵の構造模型について下記仕様により製作した。 a. 流線型平衡舵 (a) 船体はFr7 1/2より後部左舷側のみを製作し、L字型の台板に取付け直立させる。 (b) 舵は内部構造の詳細が判るよう左舷側はストリップとし、右舷側のみ外板張りとする。 (c) 縮尺1/10、塗装仕上。 b. 半平衡吊下げ舵 (a) 船体(Fr10 1/2より後部)及び舵の製作方法は上記aの場合に準ずる。 (b) 縮尺1/10、塗装仕上。 c. コルトノズル・ラダー (a) 船体はFr11より後部右舷側のみを製作し、モーターにより可動とする。 (c) 縮尺1/10、塗装仕上。
(2) 各種検査・測定器具類の設備 超音波探傷器はSM-90型の標準仕様に従い探触子共購入した。 超音波厚さ計はUTM-100型の標準仕様に従い購入した。
■事業の成果
海外造船協力センターは、発展途上国の造船技術者に対し、技術の研修を実施しているが、相手国及び研修員の多様な要求に対応し得るよう研修内容の一層の充実と業務の合理化、能率化を図る必要から、本事業により、各種模型、各種検査・測定器具類を整備したもので、これら教材により合理的、能率的な研修が短期間に最大の効果を挙げ得るものである。
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