■事業の内容
イ. 原価計算システム開発調査研究 工数集計、鋼材管理、一般資材及び外注、経理システムの各プログラムを作成が完了し57年度は、個別システムから出される情報をもとに複数システムの総合化を研究して、各システム相互間の関係を調整した。 研究項目 [1] 各システム間のコード確認及び修正 [2] 各システム相互関連情報の出力の具体化 (1) 船別工事番号別損益明細表 (2) 直接材科費明細表 (3) 直接経費明細表 (4) 直接労務費集計表 [3] 原価計算システムの体系図の作成 (1) 品名コード一覧 (2) 直接労務費の勘定科目コード (3) 直接経費の 〃 (4) 製造間接費の 〃 (5) 販売・一般管理費の 〃 ロ. 指導書の作成 [1] 中型船造船業税務指導書 規格 B5判、オフセット印刷 196頁 部数 100部 内容 ○ 同族会社の判定 ○ 交際費の課税方法 ○ 税法で認められる圧縮記帳 ○ 特定資産買換の特例 ○ 特別償却制度の種類 [2] 中型船造船業経営分析指導書 規格 B5判 オフセット印刷 186頁 部数 100部 内容 ○ 造船不況と経営分析 ○ 資金分析 ○ 収益性の分析 ○ 原価分析 ○ 付加価値生産性の分析 ○ 損益分岐点分析 ○ 設備投資の分析
■事業の成果
中型造船業においては、事務の機械化が遅れており、その大部分を人力に頼っており、コスト面に大きなマイナスをもたらしている。 本事業は、一般資材管理システム、経理システムのコーディングリストを作成したもので、これを利用することにより、迅速且つ正確な原価計算に大きく寄与するとともに、今後の経営の合理化及び近代化に寄与するものである。
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