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■事業の内容

(社)日本造船学会に「船舶工学用語集編集委員会」を設置し、幹事会及び専門分野別7分科会(試験水槽委員会、造船設計委員会、船体構造委員会・溶接研究委員会、鋼船工作法委員会、艤装研究委員会、海洋工学委員会、システム技術委員会)により実施した。
[1] 昭和30年刊行文部省編「学術用語集・船舶工学編」を基として全収録語の見直しを行い学問分野の進展に伴う新語を追加すると共に、死語、不要語を、削除整理した。
[2] 全体としての用語を約12000語と想定し、57年度は約6000語について検討を行った。
[3] 改訂作業の合理化、将来のメンテナンスの便を図るため漢字処理システムにより用語の漢字データファイルを作成した。
■事業の成果

本事業は、昭和30年に文部省編「学術用語集、船舶工学編」が刊行され、わが国造船技術の進歩発展に貢献して来たが25年経過した今日海洋工学、システム技術等の新分野も加わり、又従来の船舶工学の分野も急速な進歩をとげたため、既に高い水準にあるわが国造船技術を更に向上させるためには既刊の学術用語集では不充分であることから、船舶用語の改訂を行い、将来当該専門分野の学術用語集の刊行を行うための基礎資料となるものである。





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