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■事業の内容

(1) 消防演習場油水分離器の設置
a. 品名    技研式産業用油水分離機
b. 規格    5000-0F型
c. 処理能力  原水ポンプ 5000リットル/時
d. 数量    1台
e. 工事場所  第二海隻消防演習場
(現装の油水分離装置の吸入管に並列配管)
■事業の成果

「1978年の船員の訓練、資格証明及び当直維持の基準に関する国際条約」(STCW条約)の批准に伴い、海上防災訓練の主体をなす消防実習は、昭和57年度から年間回数及び1回の訓練人員が大巾に増加することとなった。
 このため、実習に使用した消防廃水は、1日70トンから130トンに増加し、従来の毎時5トンの処理能力を有する油水分離1台では、計画どおりの訓練実施が不可能になる等の問題が生じ、本事業により2台の油水分離機の同時運転の結果発生汚水の処理時間の短縮を図り、計画どおりの訓練実施が可能となり、もって海難事故の防止に寄与しうるものと考えられる。





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