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■事業の内容

作成図集名
(1) 南方諸島
 伊豆大島港ほか44港
(2) 南西諸島
 那覇港ほか74港
 掲載する港湾について、使用者等の要望を調査し、港湾、漁港等の重要度、利用度に重点をおき掲載該当港湾を選定した。
 掲載の順序は利用しやすいように南方諸島については伊豆大島から順次三宅島、八丈島、小笠原群島に至る沿岸に沿い、また南西諸島については伊平屋列島から順次南西方に沖縄群島、先島群島、大東諸島に至る沿岸とそれぞれにまとめた。
 これらの掲載する一図一図について縮尺包含区域の決定を行い、採用する資料等については海上保安庁から貸与を受け、図載内容を決定し、編集原稿を作成した。
 資料の不足の箇所、調査を要する箇所については現地調査を行った。
(1) 現地調査
[1] 調査項目
 各掲載港湾について、入港方法、障害物、漁網区域、魚礁、海難の発生状況、対景写真の撮影、利用者の要望、水路図誌の調査、水路部保有の資料の調査を行った。
[2] 調査場所、期間および人員
A 「南方諸島」関係
a 編集上の調査
小笠原群島 父島(7月18日〜22日)
三宅島(8月5日〜7日)
八丈島、大島(7月27日〜30日)
新島、式根島、神津島(8月10日〜15日)
小笠原群島 兄島(8月24日〜28日)
b 監修上の疑問点についての調査
小笠原群島 父島(9月22日〜26日)
B 「南西諸島」関係
a 編集上の調査
北大東島(6月30日〜7月3日)
与那国島(7月7日〜10日)
沖縄島 (7月1日〜5日)
b 監修上の疑問点について調査
沖縄島那覇港(10月26日〜28日)
[3] 調査内容
A 掲載港湾
地方港湾、避難港および漁港
南方諸島  45港
南西諸島  75港
B 記載事項
 港湾図、港湾事情、狭水道および各港湾の針路法図、著目標、障害物、海難多発地点、対景図、斜め写真図、航路標識、航法、信号等の図解
(2) 作成配布
[1] 図集名
A 南方諸島
 地方港湾、避難港、漁港等45箇所について、これらの港湾図、港湾事情、航路事情等を掲載
B 南西諸島
 地方港湾、避難港、漁港等75箇所について、これらの港湾事情、航路事情等を掲載
[2] 規格、体裁
A 南方諸島  112ページ
B 南西諸島  144ページ
何れもB5判、平版多色刷印刷
部数
南方諸島、南西諸島 名500部
[3] 配布先
A 南方諸島
海上保安庁関係  188
海事関係団体    96
関係官公庁、市町村、港湾水産課  110
漁業協同組合   106  計 500部
B 南西諸島
海上保安庁関係  174
海事関係団体   116
関係官公庁、市町村、港湾水産課  116
漁業協同組合    94  計 500部
■事業の成果

本事業は、小型船舶運航者が寄港する大縮尺の海図が刊行されていない南方諸島、南西諸島をその対象とし港湾、避難港、漁港を重点に、地形、目標、障害物、定置漁貝、その他入港法、海象気象、補給等の運航上必要を参考事項をわかり易くとりまとめた冊子を作成し配付したもので、小型船舶運航者にとって時宜に即応できる等航行の安全に資するものである。





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