■事業の内容
(1) 現地指導 能力開発研究所に委託して、舶用ディーゼル機関、舶用ポンプ、舶用冷凍機の主要生産工程(溶解、熱処理、溶接、機械加工、照明、乾燥)に関する省エネルギー改善案策定のための現地指導を行った。 [1] 指導内容 省エネルギーのための改善テーマの選定 省エネルギーのための技術的改善方法 省エネルギーのための各種資料の提供 省エネルギーのための障害点の解決方法等 [2] 指導員 能力開発研究所及び、金属、機械、溶接の専門技術士により各担当の生産工程毎に指導を行った。 [3] 対象業種 次の業種の生産工程について指導を行った。 舶用ディーゼル機関(溶解、熱処理、機械加工、照明) (株)新潟鉄工所 (株)赤阪鉄工所 舶用ポンプ(溶接) (株)新興金属工業所 舶用冷凍機(溶接、乾燥) 日新興業(株) (2) 省エネルギー指針の作成 造船関連工業の省エネルギーを促進するため、代表的な生産工程(溶解、熱処理、溶接、機械加工、照明、乾燥)を選定して、これらの生産工程の改善事例を包含した省エネルギー指針を作成した。 [1] 体裁及び部数 B5判 オフセット印刷 207頁 300部 [2] 内容 a 省エネルギーの進め方総論 b 省エネルギーの作業手順 c 代表的生産工程に関する改善事例 [3] 配布先 関係会員、実行委員会及び作業委員会各委員、関係官庁に夫々配布した。
■事業の成果
本事業は、省エネルギー促進に伴う国の諸施策に対応し、造船関連工業界における省エネルギーを推進するために、造船関連工業の生産工程におけるエネルギーの消費構造を基に省エネルギーテーマを系統的に把握し、省エネルギー実施上の問題点を解明して、省エネルギー対策の指針を作成したものであるが、これら調査解析は今後の造船関連業界の省エネルギーの促進に大いに役立つものである。
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