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■事業の内容

(1) 技術講習
[1] 講習会の開催
 次の地区で講習会を実施した。
 函館、下関、小樽、神戸、長崎、館山、七尾、焼津、高松、気仙沼、境港、徳島、尾道、小名浜
[2] 指導書の作成
 次の指導書を作成した。
A 舶用機関機器等の技術講習指導書
(舶用機関編) 800部 B5 オフセット印刷(191頁)
a 舶用ディーゼル機関の整備取扱い
b 舶用ディーゼル機関の自動化
c 舶用ディーゼル機関の燃料油と潤滑油の管理
(配布先)
講習会用   716部
講師関係   41部
海運局関係  10部
その他    33部
B 舶用機関機器等の技術講習指導書
(舶用機器編) 800部 B5 オフセット印刷(163頁)
a 舶用油圧機械装置
b 軸系装置および可変ピッチプロペラ装置
c 舶用冷凍機および冷凍装置
(配布先)
講習会用   716部
講師関係   41部
海運局関係  10部
その他    33部
C 舶用油圧機械装置副指導書
B5版 オフセット印刷(35頁) 250部
a 油圧の基礎
b 油圧装置の船舶への応用
c 油圧装置の故障例
d 補足
(配布先)
講習会用   146部
海運局関係  10部
講師関係    2部
その他    92部
D 軸系装置および可変ピッチプロペラ装置副指導書
B5版オフセット印刷(45頁) 500部
a 軸系の振動
b 軸系の据付け
c プロペラおよび軸系の損傷とその防止対策
(配布先)
講習会用   416部
海運局関係  10部
講師関係    5部
その他    69部
E 舶用冷凍機および冷凍装置副指導書
B5版オフセット印刷(57頁) 250部
a 冷凍設備の保守、管理
b 冷媒の取扱い
c バルブの取扱い
(配布先)
講習会用   107部
海運局関係  10部
講師関係    2部
その他    131部
(委員会  2回)
(2) 公害講習
[1] 認定講習会
 次の地区で行った。
東京:9月9日〜12日  受講者数 52名
科目:大気.水質.騒音.振動
(委員会  3回)
■事業の成果

本事業の実施によって、近年船舶の需要構造及び質的変化に伴い船舶の高度化が著しく進み、造船関連工業は舶用機関をはじめとして各搭載機器の性能向上、新機種開発が促進され、これら取扱い保守および修理技術に携わる者の技術水準を向上させることができたと確信する。
 今後も高性能化する機器、複雑化する諸装置等の取扱、保守および修理技術に対処する知識を浸透させるため本講習が必要である。
 また、これら技術革新に伴なう一方、生活環境の向上のため、大気、水質、騒音、振動の環境基準の規則もますます激しくなり、公害防止管理者の養成が必要になっている時に、所定の講習内容および時間を受講のうえテストに合格することにより公害防止管理者等の国家試験合格と同等の資格が取得できる「資格認定講習」事業の成果は極めて大である。
 本講習は政府の公害防止対策に沿って実施し、又年々強化される傾向にある公害防止規制に対処するためには、有効適切な事業であり、造船、造船関連工業発展のために公害防止管理者を養成し得たことに大きな意義をもつことができた。





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