■事業の内容
(1) 造船技術開発の総合計画の企画・調整 [1] 企画調整に必要な諸調査 研究開発目標等に関する調査研究については、来年度から造船技術研究開発の国際的動向調査を行なうよう、調査部会において具体案を作成した。 [2] 主要研究機関の開発計画の調査 ○ 55年度開発実施計画の調査 A 内容 国立研究所、大学および民間団体40機関につき調査し、該当計画のある31機関の開発計画を収録した調書を作成配布した。 B 体裁 A4版 67頁 400部 C 配布先 官庁 45 学校 20 団体 30 会社 100 委員 170 その他 35 計 400 [3] 開発計画の企画 ○ 昭和56年度以降開発課題調書の作成 A 実施内容 調査部会を除く各部会において審議を行ない、開発課題調書を作成配布した。 B 調書体裁 A4版 20頁 400部 C 配布先 官庁 45 学校 20 団体 30 会社 100 委員 170 その他 35 計 400 (2) 造船技術開発の追跡評価 [1] 研究開発内容の調査 ○ 課題集の作成 A 編集方針 ○ 国内文献より収録 ○ 応用研究および開発に関する論文報告を主とし、解説、展望または講演会の前刷等の重要と思われるものを含む。 B 収集対象および収録数 昭和54年度に公表(刊行)された101誌より1,327課題を収集した。 部門 課題数 流力部門 213 構造溶接部門 278 機関部門 252 設計艤装部門194 海洋機器部門 373 原子力船部門 17 合計 1,327 C 体裁 B5判 77頁 600部 D 配布先 大学 40 官庁 120 団体 100 会社等 160 委員 140 控 40 計 600 [2] 研究開発成果の追跡評価 ○ 追跡評価書の作成 A 追跡評価の対象 昭和52〜54年度にその成果が発表(刊行)された 民間研究団体または会社が実施した研究発表課題より選定 B 追跡評価担当者 原則として、1課題につき2名とし、対象課題の研究担当者以外の権威者を選定の上依頼 C 部門別課題数および評価担当者数 部門 課題数 担当者数 流力部門 5 10 構造溶接部門 2 4 設計艤装部門 3 6 合計 10 20 D 体裁 B5判 75頁 70部 E 配布先 出資者、研究開発実施者、追跡評価担当者および追跡評価委員会関係委員 F 実施調査 追跡評価担当者により実施調査は本年度は行なわれなかった。 ○ 企画へのフィードバック 追跡評価の結果指摘された問題点とその対策につき審議したが本年度は今後の企画にフィードバックすべき項目はなかった。
■事業の成果
わが国の造船技術研究開発を行なう各研究機関は各独自の計画を企画して実施する場合が多く、開発研究のむだな重複や重大を空隙を生ずる場合が少なくないので研究開発の総合的企画を作成することによりこれらの欠陥を防止することができる。次に従来研究開発が一応終了を見てもその目的を十分達成されない段階で打ち切られている場合も少なくない。したがって終了した研究開発につき、各専門の権威者による追跡評価を実施して問題点とその対策を明らかにし、成果の効果的利用の促進に寄与することができる。
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