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■事業の内容

1) 機器の整備
事業計画にもとづき、以下の機器を整備した。
品名 数量 内容
1. 電子式複写機
2. ビディオ装置 1式
1式 キャノンN.D. 5500
ソニーVO2711、CVM2080

2) 展示貸出し用資料の整備
イ) 健康教育図書    50部を整備した。
ロ) ビディオ生テープ  30本を整備し、必要な番組の録画を行なった。
ハ) 展示用パネル    5組を製作した。
ニ) 録音テープ     120本を整備し、講演会等の記録を行なった。
ホ) スライド      6組を整備した。
3) パンフレットの作成
生活医学シリーズとして、パンフレット5種を作成した。
イ) 小児のきかんしぜんそく  飯倉 洋治
ロ) おとなの歯の健康     市来 英雄
ハ) 関節リュウマチ      塩川 優一
ニ) 「悪い習慣病」への対応   日野原 重明
ホ) 医師と患者との会話    日野原 重明
4) 小冊子の作成
健康医学に関する小冊子を5部作成した。
イ) あなたにできる健康の乱れの効果的な解決法       日野原 重明
ロ) 糖尿病の正しい理解と食事療法             塩田 善朗
ハ) プライマリ・ケアを担うナースのためのPOS'とその理解  日野原 重明
ニ) 腎疾患のみかたととり扱い方              和田 孝雄
ホ) ナースに必要な心身症の理解              石川 中
5) 定期刊行物「教育医療」誌を10回発行した。
6) 健康栄養相談及び指導
イ) ダイエットラボにおける食事栄養の指導を36回行い、450人が受講した。
ロ) 栄養個人相談を面接、電話、または郵便により行ない、601件を扱った。
ハ) 血圧・自己測定の指導を一次、二次あわせて67回行ない、延108人が受講した。
ニ) 健康に関する相談を受けつけているが、病人の世話に関することなど具体的なものが多い。
7) セミナー・講演会の開催
 今年も東京、九州、神戸、仙台等において計39回開催し、延3,023名が参加した。
8) 講習会の開催
 婦人家庭看護大学講座のクラスを定期的に開催し、一般家庭婦人を対象に健康教育を行った。年度内の開催日数90回、延1,270名が受講した。
9) 運動療法教室の開催
 運動療法教室で定期的に運動指導を行ない、開催46回、延750名が指導を受けた。
10) 禁煙指導
 たばこをやめよう会で延27名を指導した。
11) 海外の健康・医学教育の実情調査
 以下の3名を欧州並びに北米に派遣し、医療並びに健康教育の調査を行なった。
森 忠三   浜松医科大学教授(欧州)
荒井 蝶子  聖路加看護大学教授(北米)
道場 信孝  (財)ライフプランニングセンター研究教育部長
(北米)
参考 昭和55年度海外調査報告書

■事業の成果

教育的医療の研究実践の場として設置された健康教育サービスセンターを中心に、本事業により、健康教育活動を推進し、海外の新しい思想と教育のシステム、技術を導入して一般人及び医療担当者に健康教育の思想を普及し、その知識と技術を習得し健康教育の効果的な実施方法についても研究を行い、他機関、施設との提携により全国的に健康教育運動を普及させたことは、医療福祉の増進に資するところ大なるものがある。





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