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■事業の内容

イ. 合気道演武大会の実施
[1] 第18回全日本合気道演武大会
日時   昭和55年5月24日(土) 12:00〜17:00
場所   東京都千代田区北の丸公園 日本武道館
後援   文部省、東京都教育委員会ほか
出場者  約2,000名
参観者  約10,000名
内容   合気道の基本技、応用技、護身、武器技、自由技などを植芝吉祥丸合気道主をはじめ本部師範、地方師範、学生選抜、外国人、女子、子供が演武披露した。
成果   本大会は合気道を通じて心身錬磨の成果を一堂に会して一般に公開披露する唯一の全国大会であり、盛況裡に終始し、大きな成果を収めた。
[2] 大学各地区合気道演武大会
(1) 中部学生合気道演武大会
日時   昭和55年10月18日(土) 13:00〜17:00
場所   愛知県中小企業センター
主催   中部学生合気道連盟・(財)合気会
後援   愛知県教育委員会ほか
出場校  7校
参観者  500名
(2) 関西学生合気道演武大会
日時   昭和55年11月15日(土) 12:30〜17:00
場所   京都府立勤労会館
主催   関西学生合気道連盟・(財)合気会
後援   京都市教育委員会ほか
出場校  24校
参観者  1,500名
(3) 中、四国学生合気道演武大会
日時   昭和55年11月24日(月) 12:30〜17:00
場所   徳島県鳴門市総合運動公園武道館
主催   中、四国学生合気道連盟・(財)合気会
後援   徳島県教育委員会・NHK徳島放送局
出場校  12校
参観者  800名
(4) 全国学生合気道演武大会
日時   昭和55年12月6日(土) 12:30〜17:00
場所   日本武道館
主催   全国学生合気道連盟・(財)合気会
後援   文部省・(財)日本武道館・日本武道協議会ほか
出場校  93校
参観者  約5,000名
ロ. 合気道講習会の開催
(1) 関東学生合気道連盟合気道講習会
ア. 日時   昭和56年3月7日〜3月8日 1泊2日
イ. 場所   勝浦市 日本武道館勝浦研修センター
ウ. 参加者  関東学生合気道連盟加盟校18校中110名
エ. 講習   (財)合気会より佐々木将人師範を派遣
オ. 内容   講習会用テキストに基づき講議と稽古実技指導の合宿講習
(2) 中、四国学生合気道連盟合気道講習会
ア. 日時   昭和56年3月14日〜3月15日 1泊2日
イ. 場所   広島市 広島大学武道館
ウ. 参加者  中、四国学生合気道連盟加盟校11校中60名
エ. 講師   (財)合気会より遠藤征四郎師範を派遣
オ. 内容   講習会用テキストに基づき講議と稽古実技指導の合宿講習
(3) 関西学生合気道講習会
ア. 日時   昭和56年2月25日〜2月26日 1泊2日
イ. 場所   大阪市 大阪城修道館
ウ. 参加者  関西学生合気道連盟加盟22校中57名
エ. 講師   (財)合気会より佐々木将人師範を派遣
オ. 内容   講習会用テキストに基づき講議と稽古実技指導の合宿講習
(4) 中部学生合気道講習会
ア. 日時   昭和56年3月7日〜3月8日 1泊2日
イ. 場所   伊勢市 神武館道場
ウ. 参加者  中部学生合気道連盟加盟7校中45名
エ. 講師   (財)合気会より関 昭二師範を派遣
オ. 内容   講習会用テキストに基づき講師の講議と稽古実技指導の合宿講習
ハ. 合気道巡回指導
[1] 国内巡回指導……55カ所
[2] 海外巡回指導
(1) ヨーロッパ地域
 昭和55年9月28日から10月9日までの間、フランス、パリを中心に第3回国際合気道演武大会および国際合気道講習会に講師として3名を派遣し演武及び稽古指導を行なった。
派遣者名  本部道場長補佐  植芝 守央
本部師範     藤田 昌武
本部指導員    大沢 勇人
(2) 北米地域
 昭和56年2月11日〜17日までの7日間米国ニューヨーク、シカゴを中心に北米・東部と中西部の合気道有段者の講習会を開催、これに延700名が参加した。また在米日本人指導者が一堂に会し懇談するなど親睦をふかめた。これに本部より下記2名を派遣した。
派遣者名  本部道場長  大沢 喜三郎
(3) 東南アジア地域
 昭和56年2月15日〜3月3日までの17日間、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、香港の6カ国に本部師範を派遣し日本人指導者の在住しない地域について合気道の稽古、演武、審査を重点的に直接指導するとともに各地元関係者との親善交流をふかめた。なお、この種巡回指導を通じ東南アジア地域における合気道の普及振興は逐年拡大されつゝある。
派遣者名  本部師範  藤田 昌武(七段)
伊勢神武館長(元本部指導員)
岩垣 茂則(五段)
ニ. 合気道資料の作成
 合気道の正しい普及と振興をはかるため「合気道のしおり」を3,000部作成し全国支部道場、各大学合気道部等に配布し、広くこれを活用した。
体裁:B5版20頁 2色刷りのもの

■事業の成果

合気道の修行は日常において地味でありますが、全日本合気道演武大会ならびに全国大学合気道演武大会の開催により、日頃着実な稽古の成果をひろく内外に公開し合気道の真価の顕現につとめるとともに、合気道講習会を通じて学生層に正しい合気道の理論と実際を植えつけ、全国支部道場、各大学合気道部等を対象に「国内巡回指導」ならびに海外各国支部の「海外巡回指導」を通じ、きめ細かい「合気道の普及振興」に大きな成果を収めました。





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