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■事業の内容

(1) 船舶流体力学に関する国際シンポジウムの開催
[1] シンポジウムの開催
A 名称   :第13回船舶流体力学シンポジウム
B 開催場所 :東京・笹川記念館・国際会議場(10月10日午後のみ第1・2会議室)
C 開催期間 :昭和55年10月6日〜10日
D 主要テーマ:高性能あるいは省エネルギー船を中心とした設計実務に対する流体力学理論の効果
E 発表論文数:45編(うち日本14編)
F 参加者  :21カ国から345名(うち日本214名)
G 見学旅行 :10月8日海洋科学技術センター、住友重機追浜造船所
(2) シンポジウム関係資料の作成
A 最終サーキュラーの作成
 活版B5変形版、16頁、650部
B 論文前刷の作成
○ 4分冊(37論文掲載)及び原稿遅延5論文別刷
オフセット印刷A4変形版、合計706頁、各400部
○ 論文別別刷42分冊
オフセット印刷A4変形版、合計706頁、各50部
委員会 国内組織委員会   2回
プログラム委員会  5回
作業部会      10回

■事業の成果

本シンポジウムは船舶流体力学の分野における世界的に権威と伝統を誇るシンポジウムであり、過去12回の海外での開催にはわが国から毎回数名の研究者が参加してわが国の技術水準の向上と技術国際交流に貢献してきたが、今回は、目下の関心事である省エネルギー、波浪エネルギーの利用等に重点を置いたメインテーマによりわが国で開催したことによって、わが国の多数の参加研究者、設計者が世界の一流の研究者の肌に接して貴重な知識と情報を得ることができたことは、この方面の技術向上に多大の効果を与えたものと思われる。
 また、主催国の当然の権利としてわが国から多大の優れた論文を発表したことは、この分野におけるわが国のレベルの高さと研究者の層の厚さを世界に強く印象付けたと思われる。これは、わが国造船技術の世界への指導力の強化に寄与し得たものと思われる。





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