■事業の内容
(1) チュニジア派遣 [1] 開催場所 チュニス市 [2] 派遣期間 (10日間) 自 1月16日 至 1月25日 [3] 広報宣伝員 (4名) 南日本造船(株) 社長 池辺 麒一郎 常石造船(株) 専務取締役 岩沢 信夫 福岡造船(株) 取締役 田中 敬二 中造工 常務理事 岩下 卓二 [4] 内容 A 船主及び関係者を招聘し、カタログ、パンフレット及び設計資料等を使用するとともに、造船P.R.映画を上映して広報宣伝を行った。 B 設計資料作成委員会を開催して審議、作成した。 (図面名称) 6,000D/W リン酸タンカー Outline specification General arrangement Line & offsets Hydrostatic curves Capacity plan Preliminary calculation of weight, C/G & trim Powering calculation and speed and power curves Electric power share table Cost estimate Instruction of design (広報宣伝用設計 資料作成委員会 3回)
■事業の成果
わが業界と同国とのつながりは数隻の輸出船(経済協力船含む)の成約から始まり、未だそう永いつきあいではない。 同国は、アフリカ諸国のうち最もフランス化されており、また多数のフランス人が業務または観光で同国に来ている。 同国の地下資源は、ほとんど無尽蔵といわれている燐鉱石で、同鉱石及び燐酸の輸出が盛んである。また、最近では石油の産出も年々高まってきて、現在では自国消費分は充分まかなわれ、輸出にもまわしている。このような事情で船舶の輸出市場としても有望視されるようになってきた。 当会では、本事業により広報宣伝員をチュニス市に派遣して、船舶関係者に充分斯業の優位性を広報宣伝したので、今後同国からの需要の増大がはかられわが国の中型造船業の発展に資するところ大なるものがある。
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