日本財団 図書館


■事業の内容

※ 本事業は外国製機器の納入が遅延したため、完了は昭和55年11月29日の予定である。
1) 機器の整備
 事業計画にもとづき以下の機器を整備した。
品名 数量 型式
1. 陽平圧呼吸装置
2. ビデオカラーカメラ 1式
1式 バード社(マーク7)
ソニーDXC-1,710

2) 展示及貸出し用資料の整備
イ. 健康教育図書  80部を整備した。
ロ. ビデオテープ  3組を整備した。
ハ. ビデオ生テープ  30本を整備し、必要な番組の録画を行なった。
ニ. 展示用パネル  5組を製作した。
ホ. 録音テープ  120本を整備し、講演会等の記録を行なった。
ヘ. スライド  6組を整備した。
3) パンフレットの作成
 生活医学シリーズとしてパンフレット5種を作成した。
イ. 運動器の健康管理10訓     天児 民和
ロ. 高血圧とくすりの使いかた   増山 善明
ハ. 肝臓のしくみと病気      市田 文弘
ニ. 妊娠中の若いママへ      松本 清一
ホ. こころからくるからだの病気  池見 西次郎
4) 小冊子の作成
 健康医学に関する小冊子を5部発行し配布した。
イ. 老人の精神と身体           新福 尚武
上田 敏
ロ. 健康の自主管理            日野原 重明
ハ. 青少年の行動と家庭環境        江幡 玲子
ニ. 慢性呼吸器疾患の理解と看護      岡安 大仁
季羽 倭文子
ホ. 日本人の胃がんはここまで対処できる  栗原 稔
5) 健康栄養相談及指導
イ. ダイエットラボにおける食事栄養の指導を32回行ない、439人が受講した。
ロ. 栄養個人相談を面接、電話、または郵便により行ない663件を扱った。
ハ. 血圧自己測定講習会を一次、二次あわせて76回行ない、延112名が受講した。
ニ. 健康に関する相談を受けつけているが病人の世話に関することなど具体的なものが増えている。
6) セミナー・講演会の開催
 今年度も東京、神戸、九州等において計60回開催し、延3,723名が参加した。
7) 講習会の開催
 ホームケア・アソシエイト養成講座のクラスを定期的に開催し、一般家庭婦人を対象に健康教育を行った。年度内の開催日数97日、延1,726名が受講した。
8) 運動療法教室の開催
 運動療法教室で定期的に運動指導を行ない開催101回、延605名が指導を受けた。
9) たばこをやめよう会
 昨年度末より発足し、今年度6回開催、延35人が参加した。
10) 健康教育研究会
 今年度新たに発足したもので、健康教育の新しい意義と達成の方法論について検討するため、当センターに共鳴して健康教育を実施している日本全国各地の施設の担当者の参加を得て行った。
11) 教育用資料の製作
 健康教育のためのビデオテープ製作を企画し、理事長日野原重明監修で、医学映像教育センターに製作を委託した。
[1] 「人間ドック」
[2] 「医療のなかでの電話の応待」
※ 本事業は外国製機器の納入が遅延したため、完了は昭和55年11月29日の予定である。
■事業の成果

本事業により教育的予防的医療の研究実践の場として設置された健康教育サービスセンターを中心に健康教育活動を促進し、一般人および医療担当者に健康教育の思想を普及させると共に、その知識と技術を習得させ、健康教育の効果的な実施方法についても研究を行った暁には医療福祉の増進に資するところ大なるものがあると思われる。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION