■事業の内容
イ. 消防行政における電子計算組織の効率的運用技術の開発研究 [1] 研究内容 現在行われている消防行政業務の内容について検討しその作業を通じて、電子計算組織を活用することにより、消防行政施策を科学的かつ迅速に行うことが可能となる業務内容を明らかにするとともに、具体的に消防統計業務をとり上げ、その効率的な運用形態についての開発を行った。 [2] 研究項目 主として次の3項目について研究を行った。 1) 消防行政機関及び消防情報処理機関における電子計算組織の利用実態とニーズの調査分析 2) 電子計算組織導入という観点からの消防行政機関における業務内容の分析・整理 3) 消防統計業務における効率的運用方策の研究開発 [3] 研究方法 1) センター職員(3人)、学識経験者(3人)、消防行政機関職員(8人)の計14人の委員からなる消防情報システム委員会を設け研究を行った。 2) 一部の専門事項について、富士通株式会社に委託して研究を行った。 ロ. 消防統計システムの開発研究 [1] 研究内容 現在収集されている消防関連情報の中から、統計処理に適したものを検討、抽出し、そのデータを用いて、消防関係機関に対し、必要な消防統計データを迅速に提供することを目的とした消防統計の検索システムを開発した。 [2] 研究項目 主として次の3項目について研究を行った。 1) 現在収集されている消防関連情報を収集・検討し、統計処理に適したものを明らかにすること。 2) 消防関係機関が必要としている消防統計データの内容を調査によって明らかにすること。 3) [1]、[2]の検討結果をもとにした消防統計の検索システムの研究開発 [3] 研究方法 センター職員による現地調査並びにセンター職員及び富士通株式会社の職員による打合会を開催し、問題点等について研究を行った。
■事業の成果
本事業により電子計算組織の効率的運用技術の研究開発を行ったことは、消防行政機関において、電子計算機を利用して業務の迅速化、高度化を図るための具体的な方法が明らかになったとともに、広範な守備範囲にも対応ができるようになり、今後の災害の予防と防止に寄与するところ大なるものがあると思われる。
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