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名 称:
組織・業務改善計画  

区 分:
その他  

分 野:
その他  

平成6年9月20日
日船振 第447号

組織・業務改善計画

1 計画策定に当たっての基本的態度

 計画の策定に当たっては、財団法人日本船舶振興会(以下「振興会」という。)の直面し
 ている事態を厳しく認識し、運輸大臣通達の趣旨に則りながら組織及び業務の全般に
 亘って抜本的な見直しを行った。特に、公的資金の受入れと配分を主たる業務とする振興
 会の基本的性格にかんがみ、公益法人の組織運営の原則に立脚した公正で分かりやすい業
 務運営の確立に努めるとともに、30余年に及ぶ振興会独自の活動を更に進展させることを
 めざして次のような考え方に基づいてこの計画を策定した。

 (1) 各方面からの問題点の指摘を謙虚に受け止め、この際組織運営の改善に資すると思
  われる方策について積極的に具体化を図る。

 (2) 業務の効率化をさらに求め、最大限の事業成果の実現を期待し得る組織体への転換
  に努める。

 (3) 国内的及び国際的に有意義な活動を、民間的発想と行動力を活かしながらより広範
  に展開するために組織基盤の強化を図る。

 (4) 改革のための努力は今後不断に継続する必要があり、それが振興会に課せられた責
  務であると考えられるので、引き続き追加的改善計画の立案と実施に向けて努力を重ね
  る。

2 計画の構成
 計画の構成は次のとおりとする。

 (1) 組織運営の改善の方向

 (2) 組織体制の改善

 (3) 業務運営の改善

 (4) 役職員の綱紀の確立と資質の向上

 (5) 監査体制の充実と事業実施団体への指導の徹底

 (6) 広報活動等の見直し

 (7) 改善のスケジュールと移行措置

3 計画の内容

 (1) 組織運営の改善の方向

 ア 事業管理体制の確立
  事業規模の急速な拡大及び事業内容の多様化に即し、また、将来における環境の変化等
  に対応するため、トップマネジメントのあり方に検討を加えてその強化を図るととも
  に、合理的な権限配分による業務執行体制を確立する。

 イ 自立的なチェック機能の強化
  理事会及び事務局による業務の執行に関し、第三者的チェック機能の充実を図ることを
  目的として新たに評議員会を設置するとともに、監事を増員し、新たに監事会を設置す
  る。
   また、管理部門と業務部門の相互間の連絡・相互チェック体制を確立し、業務運営の
  信頼性を高める。

 ウ 効率的で発想の豊かな事務局の構築
  振興会を取り巻く厳しい環境の中にあって公共的団体としての責務を自覚し、効率的で
  発想の豊かな事務局を構築する。
   また、職員の能力及び倫理意識の向上を図り、モラールの高い職場環境の創出に努め
  る。

 エ 公正で計画的な業務運営の確保
  経理規程その他の内部規程の整備を行い、業務の公正を確保するとともに、
  振興会及び事業実施団体における計画的な事業の実施に資するため必要な業務上の改善
  措置を講ずる。

 オ 社会的な自覚に立脚した広報活動の展開
  従来から行ってきた広報活動について、現在の規模と事業内容に成長した振興会にとっ
  て適切妥当なものかどうかを再検討し、社会的に理解を求めやすい適正な広報活動を展
  開する。

 (2) 組織体制の改善

 ア 評議員会の新設
  振興会の組織及び運営に係る重要な事項に関して審議又は決定する機関として新たに評
  議員会を設置する。
  (ア) 評議員会は、理事会が選任し、運輸大臣の承認を得る。
  (イ) 評議員会は、理事及び監事の選任を行う。
  (ウ) 評議員会は、次の事項を審議する。
  a 理事会による会長、理事長及び常務理事の選任
  b 監事会による常勤監事の選任
  c 予算及び事業計画
  d 決算及び事業報告
  e 寄附行為の改正及び基本財産の処分
  f 法第19条の交付金の運用その他の重要な事項
  (エ) 評議員会は、(イ)及び(ウ)に掲げる事由が生じた場合において、会長により、
   又は評議会の3分の1以上の要求により招集される。
  (オ) 評議員会の会議は、互選によって選出された議長が議事を司る。

 イ 理事会の機能の強化
  理事会の業務の決定及び執行に関する機能の強化を図る。
  (ア) 常勤の理事については常務理事制を採用し、定数を3名から5名に増員して執行
   体制を強化する。
  (イ) 会長、理事長及び常務理事の選任は、理事の互選による。
  (ウ) 円滑な業務の執行を確保するため、会長、理事長及び常務理事による「執行理事
   会」を設置する。
   常勤監事は、執行理事会に出席し意見を述べることができる。
  (エ) 非常勤理事を含めた理事の定数、構成を見直し、業務運営に関する意思決定、執
   行監督機関としての理事会の機能に純化及び活性化を図る。

 ウ 専門委員会の廃止
  評議員会の新設に伴い、従来の3専門委員会は廃止し、その機能は評議員会に移行する。
 
 (3) 業務運営の改善

 ア 業務執行体制の確立
  担当常務理事、部長、課長による業務執行のラインを確立するとともに、業務を的確か
  つ迅速に処理し得るよう専決及び代決に関する規程を整備する。
  これに伴い、ラインの輻湊を避けるため、事務局長を廃止する。

 イ 企画調査部門の強化
  業務の計画的かつ積極的な展開を図るため、企画調査部門を拡充強化し、管理、業務両
  部門の一体的運営に資する。

 ウ プログラム委員会の設置
  激変する社会情勢に対応すべく、個々の事業部に分掌する事業分野に応じた専門家グ
  ループを組織し、社会ニーズに合致した業務の運営に努める。

 エ 財務関係規程の整備
  契約に関する規程を中心に経理規程等の整備を図り公的資金の取扱いに関し正確性
  及び透明性の確保に努める。

 オ 補助金決定手続きの改善
  事業実施団体に対する補助金決定のプロセスについて検討し、事業実施団体の主体性を
  尊重しつつ公正で迅速な資金の配分決定ができるよう業務関係規程の整備その他内部手
  続きの改善を図る。

 (4) 役職員の綱紀の確立と資質の向上

 ア 役職員の綱紀の確立
  振興会の業務が公務員の業務に準ずる公共性の高い業務であることを厳しく自覚し、役
  職員のそれぞれの職位に応じた倫理的な行動基準を確立遵守するよう努める。
  常勤の役員は、振興会の業務及びモーターボート競走に関する業務と関係する営利団体
  の役員に就任しないこととする。

 イ 人事・研修システムの改善
  人事ローテーションの見直し、他団体等との人事交流の促進、幹部職員の中途採用制度
  の導入、女性の能力の発揮等人事システムの抜本的な改善を図るとともに、総合的な研
  修体系について検討し、公益団体職員としての資質、能力の向上に努める。

 (5) 監査体制の充実と事業実施団体への指導の徹底
 
 ア 監事の増員と監事会の創設
  常勤監事及び非常勤監事1名ずつを増員し、監事会を創設して事業及び契約に関する内
  部監査を強化する。
  非常勤監事のうち1名は公認会計士をもって充てる。
  また、監事を補佐するスタッフを新設する。

 イ 監査部の拡充
  大規模な補助事業、先駆的な新規事業、又は重要な海外協力事業等を中心に、業務部門
  と協力して、事務的、会計的側面に止まらず事業の評価にまで踏み込んだ監査を行うた
  め、監査部のスタッフを拡充強化する。
  また、監事スタッフと協力して監査基準及び監査マニュアルの整備を行う。

 ウ 事業実施団体への指導の徹底
  事業実施団体に対しては、補助事業についての契約手続きの透明性を確保するための所
  要の内部的措置を講ずるよう指導し、監査等を通じて確認に努める。

 (6) 広報活動等の見直し

 ア 節度ある広報活動の展開
  公益活動の広報は振興会の重要な活動分野であるとの認識の下に、個人団体的宣伝との
  批判を踏まえて清新で節度ある広報活動を継続展開する。

 イ 公益団体としての新しいイメージの創出
  国内的及び国際的な活動の実績を踏まえ、今後の発展の方向を見定めながら公益団体と
  しての新しいイメージの創出に向けて検討を行う。その過程において通称等についても
  早急に結論を得るようあわせて検討する。
  主催、共催、協賛等に係る行事等については、行事等の性質、沿革等を考慮しつつ極力
  合理化、簡素化を進める。

 (7) 改善のスケジュールと移行措置
 
 ア 改善スケジュールの作成と着実な実施
  平成6年度半ばという時期とはいえ、この改善計画の実施はきわめて緊急を要すると考
  えられるので、理事会において具体的な計画実施のためのスケジュールを直ちに作成
  し、これに沿って寄附行為の改正その他の必要な措置を着実に実施するものとする。

 イ 新体制への迅速、円滑な移行
  評議員会の新設、理事会機能の強化等を中心とした新体制の確立は改善計画実施の基盤
  となるので、業務遂行に配慮し、また、現在の体制との継続性に留意しつつ迅速かつ円
  滑な移行のプログラムを理事会において決行する。

 ウ 運輸省及び関係団体等との連絡調整
  (ア) この改善計画が、運輸大臣通達に基づき、その趣旨に則って策定されたものであ
   ることにかんがみ、スケジュールの立案実施に当たっては、運輸省と適時適切に協議
   を行い調整を図るものとする。
  (イ) 振興会の存立、活動の基盤である関係団体等に対しても改善計画について早急に
   説明し、理解を求める。
  


   

 

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