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(昭和60年度〜平成3年度)
第5節 国際博覧会への協賛
4.国際花と緑の博覧会 
昭和59年、当時の中曽根内閣の内政上の重点施策の一つであった「緑の3倍増構想」を受け、建設省は「緑化の推進について21世紀緑の文化形成をめざして」を策定した。そのなかには緑の国際協調の一環として、平成2年にわが国において「国際花と緑の博覧会」を開催するため、その構想を早期に立案することが掲げられた。
一方、昭和63年から64年にかけて市制100周年を迎えるわが国の地方都市では、その記念行事としてあるいは地域活性化策の一つとして、地方博覧会の開催が数多く計画された。大阪市では市制100周年記念事業として全国都市緑化フェアの開催を計画していたが、政府の動きに呼応し、平成2年に大国際園芸博覧会を大阪に誘致する運動を活発に展開した。
その結果、「国際花と緑の博覧会」を大阪で開催することが60年9月に閣議了解され、その後、61年6月に開かれた(財)国際博覧会協会総会で正式決定された。
こうして、21世紀に向けて潤いのある豊かな社会の創造をめざし、花と緑と人間生活の関わりを考える東洋で最初の「国際花と緑の博覧会」が、平成2年4月1日〜9月30日に大阪・鶴見緑地で開かれる運びとなった。
当時の政府の財政事情から、博覧会の規模は極力圧縮されたものとなったが、それでも会場建設から会期中の運営、会場へのアクセス手段や周辺環境の整備などに多額の資金を要し、全体で891億8,000万円の資金計画が立案され、民間活力の活用が積極的に図られることとなった。
このうち特に建設費については、博覧会終了後も存置すべき施設は原則として建設省所管の公園事業で整備を行い、撤去施設は国庫補助金、地方公共団体補助金および民間資本をあて、その建設費の一部100億円は公営競技の収益金で賄うこととされた。
本会をはじめとするモーターボート競走業界は、この方針に沿い特別協賛金あるいは協力援助金として、(財)国際花と緑の博覧会協会に対し合計45億円を支出した。
こうした準備のうえに、62か国、29国際機関が出展して、花と緑の博覧会は開幕し、世界各国のさまざまな庭園や政府苑が展示された。博覧会の要となる「山のエリア」、数十万株の花が咲き誇る集いの広場の「野原のエリア」、民間パビリオンとアミューズメント施設が集中する「まちの広場」等に、連日多くの観客が集い、期間中の入場者は2,000万人を超え、同博覧会は緑化思想の普及に大きな役割を果たして幕を閉じた。

特別協賛金等内訳
モーターボート競走関係団体 14億9,850万円
日本船舶振興会
特別協賛金 7億5,150万円
協力援助金 22億5,000万円
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合計 45億円
SASAKAWA EXPO HALL (国際展示「水の館」)



世界の花が飾られた会場


中央ゲート


国際花と緑の博覧会会場全景
 
 
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