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(昭和60年度〜平成3年度)
第4節 国際社会におけるわが国の責任と役割の増大
4.エイズ対策 
1981年(昭和56年)6月、アメリカ・カリフォルニア州でカリニ肺炎やカポシ肉腫といった奇病にかかる患者の急増が報告された。これがエイズ(後天性免疫不全症候群)の始まりであった。その後、アメリカ、アフリカを中心に猛烈な勢いで増えつづけ、世界中をパニックにおとしいれている。エイズは今世紀最大の難病として大きな社会問題となり、その対応が急がれるところとなった。
このような状況を背景に、1985年9月、エイズを対象としたアメリカの2つの公益団体を統合し、全国的な活動を推進する非営利の団体として、アメリカ・エイズ研究財団が設立された。
同研究財団の目的は、民間から資金を調達し、これによりエイズに関する研究(予防ワクチンおよび治療法の開発)を促進・支援するとともに、公衆に対する責任のあるバランスのとれた情報を提供し、エイズに対する正しい理解を深めさせるよう教育を施すことにある。同研究財団は設立以来、エリザベス・テーラー女史が先頭に立ち、世界各国において積極的に資金調達活動を行い、本会に対しても協力援助の要請があった。
本会としては地球全体の問題となっているエイズの撲滅には、全世界の協力関係が不可欠であるとの観点から、昭和62年度に100万ドル相当額を支出し、同研究財団の活動に協力した。
一方、WHOからもエイズ対策に関する協力要請がなされたので、らい病の国際医療協力で実績を重ねてきた(財)笹川記念保健協力財団を通じ、これに応えることとした。特に開発途上国を対象としたエイズ対策の国際協力に積極的な役割を果たしていくため、63年度から資金援助を開始し、その資金は主として、アフリカの児童がエイズから身を守るための啓蒙・教育活動に役立てられている。

アメリカ・エイズ研究財団の募金キャンペーン

地球規模でのエイズ対策を訴えるWHOの機関誌

 
 
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