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(昭和55年度〜59年度)
第5節 国際協力援助事業の伸張
2.世界人口問題への取組み ドレーパー世界人口基金への協力
世界の人口は1976年(昭和51年)に40億人(国連集計)を突破し、今世紀末にはさらに60億人以上に達するものとみられる。爆発的な人口の増加は地球上の資源を枯渇させ、公害を激化させる一方、開発途上国の人々を鍛えに苦しめている。人口問題は21世紀に向かう人類にとって最も緊急かつ重要な問題となっている。
人口問題の解決には、世界中の政治家にその重大性をはっきり認識させるとともに、あらゆる階層の指導的な人を巻き込み、そのための対策が世界的規模で行われなければならない。こうした認識のもとに1975年2月、人口危機委員会(PCC)の創設者である故ウィリアム・H・ドレーパー二世の功績を称え、氏の遺志と仕事をさらに発展させるため、ドレーパー世界人口基金が設立された。
ドレーパー氏は生前、人口の急成長が社会および経済発展の妨げになるとして、家族計画および人口問題にいち早く力をいれ、国際家族計画連盟(IPPF)の国際機関への格上げ、国連人口基金の設立、世界人口会議の開催等に尽力し、人口問題解決の先駆的な役割を果たした。ドレーパー基金は設立以来、人口政策を食糧・衛生・農業・環境・女性の地位向上等に効果的に連関させて立案する必要性を強調してきた。そして、特に開発途上国の国民に家族計画の知識と方法を普及させることを目的として、基金への寄付を全世界から募り、それをPCC、IPPFならびに民間人口問題諸団体が推進している各種プロジェクトに配分して、世界人口の増加速度の緩和と、人口問題解決のために重要な役割を果たしている。
本会はドレーパー基金の活動を積極的に支援するため、昭和49年度に基金設立に協力したのをはじめ、59年度まで多額の援助を行ってきた。
これらの援助金は、アメリカおよび開発途上国の政府・民間リーダーを刺激するような教育事業の拡大・開発、家族計画活動の推進、家族計画国際協力財団を中心とする各種民間ボランティア団体に対する支援等に効果的に活用された。


 [上]開発途上国の国民に対する
 家族計画の教育・普及活動
 [下]世界人口の異常な増加問題
 が緊急の関心事となってきた1965
 年(昭和40年)に開催された世界
 人口会議(ベオグラード)
 
 
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