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(昭和55年度〜59年度)
第5節 国際協力援助事業の伸張
1.二国間財団の設立 スカンジナビア・日本笹川財団
極東に位置するわが国にとって、これまでスカンジナビア諸国は北極圏に近い幻想的な白夜の国であった。共通する政治経済体制をとっているにもかかわらず、余りにも隔たった地理的条件から、わが国とこれら地域との交流は比較的少なかった。しかし、情報通信革命の進展とともに、互いにとってそれぞれの存在が急速に身近なものとなり、両地域の国民は相手国に対し、尽きない興味を募らせるようになった。
そこで、日本とスカンジナビア諸国の国民に、それぞれの社会制度、文化、産業技術等のあらゆる分野で相互理解を深めさせ、両国民の協力関係を強化し、世界の平和と安定に寄与することを目的として1985年(昭和60年)1月、スカンジナビア・日本笹川財団(本部;ストックホルム)が設立された。
同財団は関係諸国間の国民各層による広い範囲での交流を助長するとともに、主に医学、人文科学、社会科学、自然科学ならびに造船・海事技術に関する分野での調査研究を促進するため、自ら事業を実施し、あるいはスカンジナビアおよび日本に所在する各種機関・個人に対し助成金を交付することにより目的達成をめざした。
これらの事業を強力に推進するためには確固たる財政基盤を確立する必要があったので、本会は昭和59年度と60年度に15億円ずつ拠出し、同財団の基金設立に協力した。
当初、財団の対象国はスウェーデン、ノルウェー、デンマークの3か国であったが、1986年にフィンランド、1989年にアイスランドがそれぞれ対象国に加えられたので、本会は基金増額の協力援助要請に応え、昭和61年度に10億円、さらに平成元年度に3億円を拠出し、基金を43億円に増額した。
同財団がこれまで助成してきた主な事業には、名古屋大学空電研究所によるスカンジナビアにおける成層圏オゾン層破壊の国際共同観測、現代日本彫刻のスカンジナビア諸国巡回展、デンマーク・ニッポン親善協会による日本木彫芸術品展示会開催、コペンハーゲン大学大学院学生12名による日本近代史の研究、Mr.Bentein Baardsonオスロ国立劇場監督による日本演劇(歌舞伎・能)の研究などがある。


 スカンジナビア・日本笹川財団理事会後の懇談会
 
 
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