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(昭和55年度〜59年度)
第2節 造船業の生き残りをかけて
1.技術開発体制の整備 高信頼度舶用ディーゼル機関の研究開発
高信頼度知能化船を実現するための技術開発分野の一つとして、前記の「高度自動運航システム」とあわせて、高信頼度舶用機器を開発することが必要となった。推進機関を中心とする舶用機器の信頼性の向上を図るとともに、就労環境の改善を図ることは、実効ある船舶の自動化・省力化を推進するうえで必要であり、船舶の高付加価値化やわが国の技術優位性を維持するうえからも重要であった。
このような時代の要請に応えて、わが国造船業の国際競争力を維持するために、本会は高信頼度舶用推進プラント技術研究組合に補助して、目的達成のために、昭和58年度より63年度にかけて、高信頼度舶用ディーゼル機関の研究開発を支援した。
この事業は、1)セラミックス基礎技術の試験研究、2)燃焼の基礎技術の試験研究、3)過給機の試験研究、4)燃料噴射系および給排気弁系のメカトロニクス技術の試験研究、5)ピストンクラウン・シリンダーカバーの試験研究、6)ピストンリング・シリンダーライナーの試験研究、7)排気弁の試験研究、8)軸受の試験研究、9)試験機関の製作、10)故障予知診断システムの試験研究、11)燃料処理その他機器の試験研究、を実施し、それぞれの項目について調査・設計・解析等を行い、所期の目標を達成する成果を得て完了した。本開発により、平成3年度末における特許の取得は、国内特許26件、外国特許6件および実用新案3件となっており、今後の要素技術の活用が期待されている。

 メカトロニクス試験機関


 多孔質セラミックをライニングした
 熱遮蔽型排気弁
 
 
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