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(昭和46年度〜54年度)
第2節 福祉・公益事業の拡大
8.新交通システムの開発 低公害鉄道
在来方式鉄道における騒音・振動の発生のかなりの部分は、鉄車輪・鉄レール間の推進摩擦に起因しており、列車速度の向上とともに、沿線各地で鉄道公害が社会問題となってきた。その根本的な解決を図るには、鉄車輪と鉄レールとの機械的接触のない常電導磁気浮上方式による新鉄道技術の開発が必要とされ、昭和49〜51年度に運輸省の指導と本会からの補助により(財)日本鉄道技術協会において新技術の研究開発がすすめられた。
49年度は常電導磁気浮上方式の各種電磁気的基本特性のシミュレーションとあわせて、基礎的な技術の確証を行い、その技術成果をもとに、50年度に小型モデル車両を試作し、160kmの走行実験線上でモデル車両による浮上・推進運転実験(運転速度10〜40km/h)を行い、各種の基礎データを収集した。51年度は常電導磁気浮上方式の実用化を前提とした浮上・推進の過酷運転試験を行い、過酷条件下での諸データを得た。これらの貴重な研究実績はわが国の産業界を刺激し、その後、常電導方式による磁気浮上式鉄道(HSST)の開発につながった。
引き続き56〜59年度に、同じく運輸省の指導と本会からの補助により、(財)日本鉄道技術協会において、リニアモーター方式による小断面地下鉄電車の研究が行われた。
同協会における4年間の研究を経て、その成果をもとに、平成2年4月「国際花と緑の博覧会」にあわせて開業した大阪地下鉄7号線に、わが国初のリニアモーター推進方式が導入され、また、東京でも平成2年12月にリニアモーター方式の都営12号線が営業運転に入った。
小断面リニアモーターカー実験車両



従来車両(左)と小断面車両の比較


HSST
 
 
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