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(昭和37年度下半期〜45年度)
第4節 豊かな社会をめざして
2.福祉事業の推進 「こどもの国」の建設
「こどもの国」は皇太子殿下ご成婚記念事業の一つとして、昭和35年に着工された。その建設目的は、緑と太陽ときれいな空気に満ちた広大な遊び場を子供たちに与え、創意工夫を十分に発揮できる遊びを通じて、能力と体力の開発を図り、健康を増進し、情操を豊かにすることにあった。
敷地造成、基礎工事、施設整備等は国費および国民から寄せられたご成婚祝金をもって行われたが、その他の施設整備の費用は広く民間の寄付を仰ぐこととなり、37年9月に(財)こどもの国建設協会が設立され、建設基金の募集と建設の協力にあたった。
本会は「こどもの国」を建設する国民的な意義を認め、これを積極的に支援することとし、まず37〜39年度に3万平方メートルの人造湖を中心とした地域の整備に対し資金補助を行った。これにより少年用・幼児用自然プールおよびキャンプ・集会・簡易宿泊・研修の場として利用される水辺集団施設(セントラル・ロッジ)が完成した。
このころには、他の民間団体の助成や個人の寄付ですすめられていた白鳥湖、交通訓練周遊コース、自由広場、中央広場、牧場牛舎、ミルクプラント、牧草地などの整備も逐次完了し、40年5月5日に仮開園を迎えた。
その後も引き続き施設整備はすすめられ、本会は40年度に児童遊園、41年度に徒歩池、42年度に第2遊園、さらに46年度に皇太子記念館、51年度に付属施設(プール)等の施設整備にそれぞれ協力した。
こうして「こどもの国」は、ほぼ現在の姿に整えられていった。
従来、わが国の児童厚生施設には児童館と児童遊園があり、地域の小規模な施設を想定して、設備・運営の最低基準が設けられていたが、この「こどもの国」は利用地域の広さ、規模の大きさともに、今までに例をみない施設であった。以後、これがモデルとなり、各県で「こどもの国」あるいは「こどもの村」の建設がすすめられるようになった。
建設前の「こどもの国」用地

「こどもの国」のプール
 
 
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