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・「海賊対策は、地域的取り組みが重要」IMB海賊セミナーで提言 |
2001.07.07
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国際商業会議所国際海事局(IMB)主催の海賊セミナーで、日本財団常務理事寺島紘士は、海賊問題の解決には情報交換、人材育成、合同演習、共同パトロールなど、官民一体となった、地域協力体制を構築する必要があることを提言した。 これは、日本財団が6日行った、6月26日〜27日にマレーシア・クアラルンプールで開催された海賊セミナー(第4回「海賊および幽霊船に関する会議」)の参加報告会見でわかった。2000年の海賊被害件数は469件で、アジア海域内で急増している状況にある。セミナーでは、未だ収まる気配のない海賊被害に対し、特にアジア地域間協力の観点から、その対策について検討が行われた。35カ国、7国際機関から警備担当部局や研究者、船社関係など194人が参加者。日本からは、日本財団の他、国土交通省、海上保安庁などがこの会議に参加した。また、会見ではセミナーにも参加した日本財団海洋船舶部山田吉彦から、2001年の日本関係船の海賊被害調査について「これまで窃盗1件、未遂1件のみで、近年の傾向は、シンジケートハイジャックよりも小口の窃盗が目立っている。」との報告を行った。
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